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ボーカルはマッドハニーのマーク・アームとレモンヘッズのエヴァン・ダンドゥ。ロブ・タイナーのボーカルをこよなく愛するファンは物足りなく感じたかもしれないが、敬愛するファイブの音楽を一生懸命歌うマークの姿には好感が持てたし、エヴァンはかなりフラフラしていたけれど、あれが彼のデリバリー・スタイルなのだと理解すればあの危なっかしさはそれなりにスリルがあってよかった。どの曲も2004年の今ライブで聴いても新鮮で、Shaking' Street や、High School なんていう楽しいポップ・ナンバーを聴くにつけ、メジャーに在籍してこういうレパートリーを持っていた実力派のバンドがどうしてビッグになれなかったのかと思う。Kick Out The Jams のグルーヴと興奮は言うまでもなかったけれど、自分にとってこの日のハイライトは何と言ってもレイ・チャールズのカバー、I Believe To My Soul だった。MC5は昔この曲を頻繁にやっていた。彼らがこの日演奏したその卓越したブルースは「俺達はデトロイトのバンドだ」という有無を言わさぬヴェテランのパワーが感じられ鳥肌が立った。ウェインが歌う Rama Lama (オーディエンスを3組に分けて合唱!)でひとまず終った後、アンコールはなさそうな雰囲気だったがそれでも拍手を続けていたら、再び登場! American Ruse で終了した。 | ||||||||||||||||||
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