ここしばらく更新ができなかった。
実は3月13日にロンドンの100 Club (ワン・ハンドレッド・クラブ)で行なわれた「MC5再結成ギグ」に行ってきたのだ。
MC5ファンにとって最大級とも言えるこのニュースをなぜ今まで伝えなかったかというと、スポンサーであるリーバイス社がこれを「シークレット・ギグ」と位置付けていたからだ。NMEに予告が載ったのを除き事前情報は極端に少なく、入場できたのはそのNMEの記事を見て無料招待券(上のカード。デザインはゲイリー・グリムショウ)を入手できた人、ゲスト・リストに載った少数の人々、プレス、そしてリーバイス関係者だけだった。私が入場できたのは、このイベントに参画していたある人が彼に割り当てられたゲスト・リストに私を入れてくれたからだ。

ターゲットである若者層にアピールするため、音楽とリンクした広告・宣伝活動を行なうというのがここ数年のリーバイス社の世界的マーケティング戦略らしい。日本でも数年前にミッシェル・ガン・エレファントとタイアップしたのを覚えている人もいるだろう。

このようにあからさまに商業的なイベントへの出演に関しては、MC5関係者の間にも賛否両論あったらしく、ウェイン・クレイマーのメッセージ・ボードでもホットな議論が展開されていたが、結局生存するオリジナル・メンバー(ウェイン・クレイマー、マイク・デイビス、デニス・トンプソン)3人全員が参加した。今回限りの再結成と思われたが、当日はMC5をリスペクトするロック・セレブが勢揃いし、それはもう華やかに盛り上がったのだった。

というわけで現在このレポートを作成中なので、まだしばらくの間更新できないけれど、あと少しお待ち下さい、というこれは言い訳告知である。

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