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MC５と連帯した海の向こうの同胞 ウェイン・クレイマーの同志
ミック・ファレンが１１月に単独来日する。
６０年代ロンドンで結成されたサイケデリック・バンド、ザ・デヴィアンツのボーカルとして知られているファレンだが、彼はまたこの時代のロンドン・サブカルチャーを代表するアングラ紙、"IT" (International Times) 編集主幹を務め、当時の英国アンダーグラウンド・ジャーナリズムにおけるリーダーでもあった。７０年代には発刊したコミック雑誌のわいせつ性をめぐって公訴局に刑事訴追され、英国史上初のコミックわいせつ裁判で勝利を勝ち取っている。その後NMEのエディター等を経て、サイバー・パンクな数々のSF小説を発表、現在では音楽よりむしろ文筆業に活動のウェイトを移し、SF作家・詩人・ロック／時事評論家として活躍している。かつてジョン・シンクレアやMC５と連帯し、「ホワイト・パンサー党ロンドン支部」さえ結成したミック・ファレン -- 終止一貫してアウトロー街道を歩んできたサムライ・アナキストである。 そのファレンが、デヴィアンツの新譜「ドクター・クロウ」の日本発売（キャプテン・トリップ・レコーズ）に合わせて１１月に単身来日する。スランキーサイドのボーカル／ギタリスト、ナベジを迎えたマーブル・シープを伴って、大阪・名古屋・東京で各１回のライブを行った後、最終日は鳥井賀句氏主催のアート・イベント、「ブルー・ベルベット・ナイト」に出演してポエトリー・リーディングとロック・ライブを併せて行なう。日程は下記の通り。是非足を運んで下さい。 |
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