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All songs and poem by David Peel ウェインは赤字の曲で、クリエイティブに躍るリード/リズム・ギターを聴かせている。リード・ギターにはウェインの他、Alan Donson と Adam Valk がクレジットされている。 淡々とした歌詞とリズムとメロディー、でも反核・反戦・エイズ撲滅を歌うピールの刃は全く鈍ることはない。どこかのクラブで流れていても違和感がないようなダンス・ミュージック、しかし歌われているのは事件発生後30年を経て投げかけられる「ケネディを殺したのはどいつだ?」という問いなのだ。3の Life Above The Law - 60年代の Fight The Law 「法と闘う」が90年代には「法を超越して生きる」というわけか。達観したようなアレンジが人を食っている。12は詩の朗読。反戦を訴えるピールの悲痛な叫び。 今回ウェイン・クレイマーとの関わりで聴き始めるまでピールの音楽を聴いたことはなかったのだが、こうしてアルバムやシングル盤を聴いているうちに何だかこの人の音楽がとても好きになってしまった。他にもっと有名なアルバムが数枚リリースされているし、日本のキャプテン・トリップからボックス・セットなども出るようなので、これから探究していきたいと思う。 |
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