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レコーディングされたのは1984年2月9日、ロンドン、カムデンロックのディングウォールズである。最初はサイコからリリースされたのを(左 PSYCHO 25)、キャプテン・トリップが97年にCD化リイシューした。録音当時ウェイン・クレイマーは36歳。他のメンバーも同じ位の年だろうが、この年齢でこの渋さは凄い。ウェインとミック・ファレンの他はラリー・ウォリス(g)、ダンカン・サンダーソン(b)、ジョージ・バトラー(dr)で、デヴィアンツの再結成ライブということにもなる(そうだ)。かなりヨタヨタしている箇所もあるけれど、たとえば"Screwed Up" のカッコよさ!ウェインは赤で示した2曲でリード・ボーカルをとっている。 7と8はウォリスが歌う、彼のファンにはおなじみのナンバー。Takin' L.S.D. はとてもパブ・ロックっぽくて、彼がドクター・フィールグッドに曲を提供していたのを思い出した。Police Car も自分はこのライブ・バージョンが一番好きである。最近ソロ・アルバム("Death In The Guitarfternoon")がリリースされたので、指定の場所に注文を入れたところ、ピンク・フェアリーズのすばらしいJPEG写真を添付してご本人から折り返しEメイルが来た。すっかり恐れ入って返事を書いたらさらに返信が . . . 全部ロック・ネタの毎度バカバカシイお笑いを. . . 22席つけて。チャーミングな人だ。この2曲でウェインはリズムにまわっているけれど、かつてフレッドと「浮かんでは沈み」つつ弾いていたデュアル・ギターで鍛えたすばらしいリズム、というか完全に「リズム」というのでもなく、ウォリスのリードの澄んで美しい音色と完璧にシンクする卓越した演奏だと思う。 知る者だけが知るこの豪華メンバーでのライブ盤、All Music Guide のレイティングを見たら、デヴィアンツの他のアルバムをさしおいて、トップ・スコアを獲得していた。 |
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