The Deathway Tapes (1995)
Mick Farren & Jack Lancaster
Alive Records
ALIVE CD0013
  1. Disgruntled Employee (Farren/Lancaster)
  2. Aatomic Boogie Hour (Farren/Lancaster)
  3. Tales Of Beatnik Glory (Farren/Lancaster)
  4. When The World Was Young (Farren/Lancaster)
  5. Envy (Farren)
  6. An Evil Dream Came Down (Farren/Lancaster)
  7. Gunfire In The Night (Farren/Colquhoun)
  8. Zapruder's Film (Farren/Lancaster)
  9. Ghost Of The Yellow Dog (Farren/Lancaster)
  10. Memphis Psychosis (Farren)
ウェインは赤字で示したトラックでギターを弾いている。
"Disgruntled Employee" ではファレン書記長が「不満分子」の労働者を歌う。コルクホウン顔負けのウェインのギターのヒシャゲ方は並み大抵ではない。それにしても当たり前のように聴いてしまうが、このリズムとスピードのスポークンワードの楽
曲を、しかもライブで、これだけキメるためには一体人間としてミュージシャンとして、どれだけの経験が必要なのだろう。4はメロウでハードボイルドなナンバー。ランカスターのサックスとウェインの卓越したソロが聴ける。"Give the anarchist a cigarette?" - 歌の最後を締めくくるこんなカッコいいフレーズはファレンならでは。本人も気に入ったのか、あるいは著書が先なのか、60/70年代の追想をまとめた最新作のタイトルはこれである。
"Memphis Psychosis"だが、ファレンはプレスリーの熱狂的信奉者で数冊の著書もある。彼のサイファイ・ノベルを彷佛とさせるストーリーを持った
ユーモラスなスポークン・ワードの歌で、マタドール姿の売人が登場するわ、モノリスは出るわで、ウェインのフラメンコ風アレンジのリフが何だかおかしい。