ソニックス・ランデブー・バンドのライブ・アルバム、「スウィート・ナッシング」の4曲目と5曲目の間にフレッド・スミのMCが入っていて、彼はオーディエンスに向かってこう言っている。
「で. . . うん、ボディ・ビルディングへの賛辞みたいだけど. . . みんな、アーノルド・シュワルツネッガーがコマーシャルとかで言うの聞いたことあるだろ?『僕のこの肉体は天性のもので』とかなんとか、あいつ、よくそういうこと言ってるだろ?けど、なあ、ちょっとこいつ、見てくれよ、よくあるんだよ、最後までちゃんと曲を終わらせられないことが. . . ってのも俺達のドラマーはシュワルツネッガーなんかよりぜんぜんパワフルだから. . . 。信じる?いや、ホント、見ろよ、こいつ。ウェイトを持ち上げるなんてメメしいこたァしない、こいつが使うのは『棒』だ、棒で殴るんだ!名前は『ロック・アクション』だ。ダテにそう呼ばれてるわけじゃないぜ。」
元ストゥージズのドラマー、スコット・「ロック・アクション」・アッシュトンは、デトロイト・ロックの「武闘派」である。MC5のメンバーとも同じハイ・スクールの出身の猛者で、ウェインやロブたちのロック・ショウを邪魔しようとする生徒がいるとそれを排除してくれる用心棒的存在でさえあった。カッコいい人だ。最近 eBay で手に入れたちょっと珍しい写真をどうぞ。