KS: 数年前にジョン・シンクレアと制作したアルバム [「フル・サークル」] について少し話してくれますか。

WK: ものすごく楽しかったね。ジョンとは70年代からずっといい関係を保ってるよ。もちろん彼がMC5のマネージャーだった60年代にはものすごく強い絆で結ばれてた。俺は彼に対して深い尊敬と敬意を抱いていたんだ。3回目のマリファナ所持で彼が9年半から10年って判決を受けた時は混乱したし本当に辛かったね。あれは誰にとっても試練の時だったが、ジョン・シンクレアとウェイン・クレイマーにとってはとりわけ困難な時期だった。つまり俺はバンド・リーダーだったから、あの時彼が俺たちに対して抱いたものすごく悪い感情の矢おもてに立たされたんだ。ジョンは2年以上刑期を務めてから釈放され、控訴して勝訴した。俺の方は見事に身を持ち崩して今度は自分が連邦麻薬取引法違反でアゲられ、26ヶ月もブタ箱に入る羽目になった。その後仮釈放で出てきてから . . . 俺たちは再び友人になったんだ。起こるべくして起こったとは言いたくない経験を揃ってしたわけだが、2人共苦痛を味わい、2人共試練を乗り越え、そして現在の俺たちは成長して、何と言うかひと回り大きくなったんだ。それで70年代に、79年だな、また2人で仕事をし始めたんだよ。以来ずっと連絡を取り続けてるし、いろんなプロジェクトでコラボレートしてるんだ。

まず歌詞にあたるテキストをジョンが送ってくる、俺はそれをスタジオに持ち込んで音をつけてカットする。そういうことをしばらく続けた後、最終的に彼がロサンジェルスにやって来て、俺たちアライブ・レコーズのパトリック・ボワセルに会った。パトリックはものすごいMC5ファンなんだが、少し資金を持ってたからそれを使って作業を進め、念願かなって俺たちのいわば夢のアルバムが完成したんだ。ジョンはあのプロジェクト以前から自分の仕事の幅をさらに広げるようなさまざま創作活動を行っていた。3、4冊の詩集を執筆し、やがてブルースの神髄、ブルース・アーティストの物語やブルースのルーツといったものに関する研究を詩にするっていうコンセプトを追求し出した、それが最終的に . . . そういう調査研究に詩の形態を与えることが可能だと発見したわけだ。で、詩の形態が可能だということは、音楽の形態も可能だってことなんだよ。そういうわけで音に関しては全く白紙の状態でテキストが書き上げられ、ごく自然な形で、その内容に沿ってストーリーを生かした、原文の情緒をうまく伝えるような音楽構造を与えることができた。

いわゆる「スポークン・ワード」と呼ばれる音楽はたくさんあるだろう。俺たちも時には自分たちのあの作品を「音楽と韻文」と呼ぶし、ただの「ジョンとバンドの音楽」と称する時もある。だが単純にビートニクっぽい音楽をやったり、詩を引用したりするのとはわけが違うんだ。テキストで起こっていることとサウンドの中で起こっていることが関連し、しかも両方とも同じストーリーを語っていなくてはならない。ガッツを入れずにできることじゃないぜ。つまり、普通想像するよりずっとハードな作業だってことだ --- 単に詩人のバックで音を出してるだけじゃない。そういうのにはよくお目にかかるがね、お粗末な詩に基づいたヒドいスポークン・ワードだ。ジョンはむろん達人だぜ。今も変わらず俺の導師の1人であり俺のアイドルの1人だ。書くという作業によって俺が生み出したものは何であれ、ジョン・シンクレア、ミック・ファレン、そしてロブ・タイナーの足跡から学んだんだ。それからボブ・ディラン、トム・ウェイツ、それにヴァン・モリソン、レオナード・コーエン、あとデビッド・ウォズ [ クレイマーの「自己神話」アルバムである「シティズン・ウェイン」のプロデューサー ] だ。

KS: [ チャールズ・] ブコウスキー [「ハード・スタッフ」及び「 LLMF 」収録の "So Long Hank"というスポークン・ワードによるトリビュートを捧げた作家 ] の他に、誰か影響を受けた文学者はいますか?

WK: むろんウィリアム・バロウズ . . . 昔は J.G. バラードなんかも好きだったね。今ではドストエフスキーから新作ノンフィクション、エルモア・レオナードまで、手に取るもの全てだな . . . 必死なんだ、苦労してるんだよ、文章を書くために。ディテイルを表現し、ストーリーが伝わるように書くために。まだ勉強中さ、以前よりかなりうまくなったとは思うけど学ぶことはまだまだたくさんある。そのうち上達するとは思うけどな。折に触れて文章を書き「ウン、悪くないじゃないか」って思ったりする、その一方でかなりの数がゴミ箱に直行するというわけだ。

KS: クリーブランドで行われたドッジ・メインのショウのことを話してくれますか?

WK: 本当の意味でのロックンロール・ショウだったね。昼間ロックの殿堂で「プリーズ・キル・ミー」の朗読をやった。レッグス・マクニールとギリアン・マッケインが書いた「検閲抜きの口承パンク・ヒストリー」ってやつだ。それがいわばプロローグで、その後夜になってからユークリッド・タヴァーンてとこでギグをやったんだ。録音もしたよ。

とてつもなくワイルドなショウになった。ミッド・ウェストのオーディエンスはすごくあけっぴろげなんだ。奴らのノリ方ってのはハンパじゃない。音楽の大ファンでメいっぱい楽しむつもりでクラブにやって来てる、だから最高に楽しい夜にふさわしい音楽が生み出されるわけだ。客があんまり騒ぐから、マイクのところまで出てって歌うのにちょっとビビっちまったよ、次から次へとマイク・スタンド目がけてダイブしてくるんだぜ、小さなクラブなんだ、MTV放映用のギグじゃあるまいしセキュリティーが前列にズラリと並んでるわけじゃない、熱狂して酔っぱらった300人のティーンエジャーがクリーブランドの小さなクラブで激烈に興奮しまくってるって図だ。倒れて来るマイク・スタンドで口を切らないように何回も後ろに下がらなくちゃならなかったよ。

KS: 録音したものをリリースする予定は?

WK: ある。来年のマッスル・ミュージックのリリース・スケジュールに入ってる。レーベルはどこでも同じだろうが、カネを払ってもらうためにはリリース・スケジュールってのを立てなくちゃならない。ディストリビューターは次のリリースがあるからこそ今回のアルバムにカネを払うんだ。バンドを組んだら、自分たちのアルバムを売るためにとにかく自分たちのレーベルを立ち上げることを勧めたいね。メジャー・レーベルなんかクソくらえ、ファック・ユーだ。ただし1枚リリースしたら必ず次の1枚につなげていかなくちゃいけない。

KS: ストリートウォーキング・チーターズのホームページで見たんですけど、ロサンジェルスでマンソン・ファミリーについての芝居に参加したとか?

WK: 「ザ・ファメッティ」って題だ。写真で表現された物語だ。俺は [ マンソン・ファミリーに殺された ] レノ・ラビアンカって男の役で出た。

KS: どういうコネクションで出演することになったんですか?

WK: レッグス・マクニールさ。奴が関係してたんだ、撮影したのも奴の家だった。

KS: どういう感じでしたか?

WK: 別に、オーケイさ。フォークで胸を刺されるって役柄はあんまり気持ちがよくなかったけど。しかもそのフォークが突ッ立ったまま、胸には "WAR" って単語が刻まれてるのが映るってわけだ。アートだからな、何でもありだよ。

KS: あなたのマネージャーのマーガレットが言ってたんですが、ジョージ・ウェント [ テレビ・ドラマ「チアーズ」に出演している太った男 ]とテレビ番組のパイロット版を書いてるそうですね。何か進展はあったんでしょうか?

WK: テレビ業界ってとこはすごく動きが鈍いところがあって、プロジェクトとしては存在してるし問題ないんだが、いわば活力を維持したまま一時停止中って感じかな。

KS: 最近主にどういう活動をしてるんですか?

WK: やらせてもらえることなら何でもやってるよ。ジョニー・キャッシュのトリビュート・アルバムに1曲参加した、「ワン・ピース・アット・ア・タイム」のリメイクをやったんだ。あと、アメリカン・インディアンの活動家、ラッセル・ミーンズのために「イラ・ヘイのバラード」って歌をプロデュースした。

KS: 元ザ・ポリスのスチュアート・コープランドとバンドを組む予定だってマーガレットが言ってましたけど。

WK: スチュアート・コープランドは例のブライアン・ジェイムスとのアルバムの仕事で今日、明日といっしょに作業するよ。

KS: 他に誰が参加してるんです?

WK: ガンズ・エンド・ローゼズのダフ・マッケイガンとブロンディのクレム・バーク。スーパー・スター勢揃いさ。

KS: ヨーロッパではトラック・レコードからリリースされるとおっしゃってましたが、トラックはアメリカでリリースする予定を持ってるんでしょうか?

WK: それはない。マッスル・ミュージックからのリリース第1弾になる可能性はある。

KS: あなたがパット・ボワセルのために編集した「'66ブレイクアウト」を聴きました。マイク・デイビスはあのガレージ・バンドの頃が一番楽しかったと話してましたが。

WK: 俺たちがまるっきり純粋だった時代さ。

KS: ボワセルは他に何を持ってるんでしょう?

WK: 何も持ってないよ。ああいうものはどこからともなく出てくるのさ。

KS: サウス・バイ・サウスウェスト・コンベンションで開かれたパネルでこんな風に発言した人がいたんです。「ファイブの物語は矛盾に満ちている、彼らはロック・スターになりたかったばっかりに革命の道に誘い込まれた。」これに関し何かコメントはありますか?

WK: 正反対の見方もあるってことだよ --- 俺たちは革命を起こしたかったばっかりにロック・スターの道に誘い込まれた(笑)。2つを分けて考えることはできないんだ。あれはものすごく政治的な時代であり、MC5はその時代の申し子だったんだ。優れたアートというのは多かれ少なかれそれを取り巻く時代を反映するものだってことさ。

KS: ファイブで最良の思い出と言ったら何ですか?マイク・デイビスは1965年にボブ・ロウ・アイランドから戻ってくる船の上で演奏した時のこと、デニス・トンプソンは1967年にベル・アイルで行われたラブ・イン(ギグのこと、その後の暴動のことではない)を挙げてバンドとして完璧なパフォーマンスができたと話していましたが。

WK: 1970年のロンドンでのファン・シティー・フェスティバルが俺にとっては最高の瞬間だったね。

KS: では最悪の思い出はどうですか?マイケルは1971年にイギリスでバンドから放り出されたこと、デニスは1972年12月31日グランディ・ボールルームでの最後のギグを挙げてました。

WK: 最悪のギグといったら最後のヨーロッパ・ツアーだろうな。俺とフレッド、それからツアー初日の楽屋で初めて会ったイギリス人のベーシストとドラマーが登場人物さ。あのメンバーでやったギグのうちいくつかは、もうとにかく本当に悪夢だった。会場に着くだろ、超満員なんだよ。プロモーターが来てて女房や子供まで連れて来てる、みんながみんなに挨拶したがってて全員アメリカからMC5が来たって喜んで顔一杯微笑みを浮かべてるんだ。で楽屋ときたらフルーツとオードブルとチーズと花とウイスキーとワインとビールで埋まってる。で俺たちが出てってプレイするだろ、もちろん死ぬ程ヒドいパフォーマンスなんだよ。俺とフレッドとドラマー、リハさえやってない。そのドラマーときたら俺たちが誰なのか、俺たちがどんな音楽をやるのかも知らないんだ。フレッドと俺はそれまでロクに歌ったことさえないんだぜ、歌詞も満足に知りゃしない。でもとにかく出てって歌を歌い、自分のパートを演奏しようと努力する。もちろん史上最低最悪なんだ。出演契約を全うするためにチャック・ベリー、ボー・ディドリーのカバーとかグロリアとか、誰でも知ってるようなナンバーをとにかくまがりなりにもやろうと必死でプレイするわけだ。で、楽屋に戻るだろ、当然花もウイスキーもワインもチーズもフルーツも全部消えててプロモーターも退散してて、俺たちにカネを払ってくれる奴は誰もいない。客は俺たちが演奏し始めると直ちにいなくなったね、なにしろ聴くに耐えない演奏なんだから。で、それを次の晩もまた最初っから繰り返さなきゃならなかったんだぜ、雪の中を500キロも車を走らせてさ、また同じ目にあうんだよ。スカンジナビア人はロブ・タイナーがいないのは契約違反だって俺たちを訴えるって言い出し、イタリア人はメンバー全員が揃ってないのを知って2週間分キャンセルして来た . . . 全く愉快な思い出だね(笑)、待てよ、俺たち最悪の思い出の話をしてたんだったよな。

KS: 96年の話なんですけど、あなたは「アディクティッド・トゥ・ノイズ」誌に掲載されたケン・ケリーとのインタビューで、ファイブが自分たちの成功を測るバロメーターとしていたのは、時代を越えた普遍性だったと述べています。その観点から、今自分が成功していると思いますか?

WK: そう、俺たちはそういうレンズを通して考えていた . . . これは歴史的に見て有効か?これは時代を越えて存続するか?ファイブが残したものは十分持ちこたえていると思うよ。レイジ、アニ・ディフランコ、ボノ、スティーブ・アール、ブルース・スプリングスティーンといったミュージシャンの中にその影響が見えるんだ、そう、キッド・ロックも。彼はMC5流美学を体現してるね。

KS: さっきコラボレーションと影響を受けた人達の話をしていた時、デビッド・ウォズの名を挙げましたね。彼との関係について教えてもらえますか。

WK: デビッドと俺はデトロイト西部から生まれ出た、いわば双頭の怪獣さ。音楽、文化、科学、政治とか歴史、アートといったもの、それら全てに関し俺たちは同じようにヒネくれた世界観を持ってるんだ。彼は兄弟であり、導師であり、協力者でもある。俺の本当に大切な友達なんだ。俺のために奴がいて、奴のために俺がいる、そういう類いの友情だよ。一緒に曲を書くというのはものすごく親密な作業なんだ。ある人間たちと共同で曲を書いてくれって時々依頼されるんだが、うまくいかないんだよ、親密な人間関係がないとできない作業なんだ。デビッドと俺は共有する価値観がものすごくたくさんあるから、この上もなく楽しく、いっしょにそれができるんだ。現在俺にとって最高の恩恵といったら、デビッド・ウォズと仕事ができるってことだね。

KS: 将来的にまた2人で仕事をする予定は?

WK: もちろんあるさ。ずっとそうしてきたんだ。ウォズ/ナット・ウォズの新譜でもいっしょにやってるんだぜ、あれは最終的には映画化されるはずだ。ウォズ/ナット・ウォズを現代の人々に、今の時代にあらためて紹介する、みたいな主旨さ。数曲は映画のサウンド・トラックとして使われるはずだ。

KS: 「シティズン・ウェイン」は、あなた自身のことが多く語られているだけでなく、いろんな異なるサウンドが使用されているという点で、魅力的なアルバムでした。

WK: まだまだ出てくるぜ。ウェイン・クレイマーの新作のための作業を進めてるとこさ。

KS: それはいつ頃発表されるんですか?

WK: 来年だな。曲は全部書き終わってる。わかるかな、彫刻家が石の塊を見て言うんだよ、「これ自体がすばらしい作品じゃないか、俺の仕事は余分な部分を削り取ることだけだ。」

KS: マテリアルは書き終わってるというわけですね、音を入れる作業をした曲はあるんですか?

WK: 音もつけた。ブライアンとのアルバムが終わったらフル・タイムでこっちにかかるつもりだ。この新作の作業は他の仕事と並行してずっとやり続けてるんだよ、何か浮かぶとそれを書き留める、あるいはパソコンの前に座ってて急に「こんなのを弾いてみよう」ってギターを手に取る --- 大きなファイリング・キャビネットを持ってるようなもんだ。ファイリング・フォルダーに書類をファイルし続ける、で、時期が来た時にそれを全部取り出して「ええと何があるかな . . . これとあれをつなげてみるか、あれはこれといっしょにして、でこれとあれをくっつけると。」って感じだね。

KS: どういうプレイヤーを使うつもりですか?

WK: まだわからない。やりながら考えて調整していくつもりだ、誰が都合がつくかとか、誰が近くに住んでるか、とかな。

KS: レーベルとの契約はどういう状況なんですか?まだエピタフと契約してるんですか?

WK: エピタフとの契約は終了した。俺の次のアルバムは、エピタフからはリリースしないという合意に達している。

KS: マッスル・ミュージックのことをおっしゃってましたよね。どの程度まで話や仕事が進んでいるんですか?

WK: 進展はすごくあったよ。明らかに進むべき道だ。

KS: 他のアーティストとも契約することになるんですか?

WK: 俺の役割はベリー・ゴーディー・ジュニアというよりは、スモーキー・ロビンソンなんだ。俺の関心は主に曲を書くこととプロデュースだから。必ずしもレーベル運営に携わりたいとは思っていない、それはマーガレットが主体になってやることさ。

KS: ストリートウォーキング・チーターズのライブ盤を聴きました。あなたが彼らとMC5を比較してるのを幾つか読んではいましたけど信じられなかった、でも実際に聴いてみると特にあのCD最後の数曲とかボーナス盤に入ってるあの3曲のボーナス・トラック、まさしくMC5が1968年に鳴らしてたサウンドに酷似したものを持ってますね。

WK: ファイブの息子。俺はそう呼んでるよ。

KS: 96年にあなたはオーストラリアでラジオ・バードマンの前座をやり、今年はヨーロッパとアメリカを精力的に回っている。オーストラリアをもう一度訪れる予定は?

WK: 荷造りは終わってる。いつでも出発できるぜ。

KS: いつになるかわかりますか?

WK: 全然わからない。ツアーを本格的に計画してくれるような、オーストラリアのプロモーターさえ見つからないんだ。前に行った時いっしょに仕事をした人間はあまりノリ気じゃなくてね。オーストラリアのバンドでツアーをプロモートしてくれそうなところがあって話を進めていた時もあったんだが、まだ何も具体化してない。結局、オーストラリア・サイドで盛り上がらなくちゃな。俺がどうこうできることじゃない、あっちが決めることさ。だからわきまえてるよ。

KS: その他、最近の活動として何かありますか?

WK: ツアーが始まる前に少しね、1週間、例のドキュメンタリー・フィルムの撮影をしたよ。ものすごく楽しかったね、同時にとても辛かった . . . 重いんだよ、昔の場所を再び訪れMC5のストーリーを全くウソ偽りなく語り、バンドの最も高邁な理想が何であったかを真摯に喋るってのは。どういう結果に終わったか、そしてニクソンのホワイト・ハウスと保守的な音楽業界がダブル・パンチでバンドをツブしたという事実にもかかわらず、ファイブの遺産はこれまでになく強く認識されてることを感じたよ。

KS: ロブ・タイナーの娘と話をすることができたんでしたね。

WK: 全くの天恵だったね。

KS: 製作はどの程度進んでるんですかね?

WK: 大きなハードルは越えたらしいぜ。主な場面は撮影済みだ。あとインタビューをいくつか付け加えたいと言ってたが、必要なものは全て揃ったと思うね。ドキュメンタリー・フィルム・ビジネスだ、収支カネを掻き集めて回らなくちゃならない。奴らもうクレジット・カードは使えなくなってるんだ。友達からカネを借り、親兄弟からカネを借り . . . もうすぐきみのとこにも来るぜ!

KS: Tシャツかキャップをもう1つづつ買いますかね。でもとにかく格段の進展があったみたいですね。最後にもうひとつ --- 僕らは 「I-94 バー」にいるって想定なんです。何を飲みますか?

WK: 水をもらうよ、断らないでくれよ。マジメな話、最近身体に含まれる水分ってヤツが気になってね。

KS: 水はナチュラルでヘルシーで、タダです。

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