1983年にカセットでのみリリースされたのを(左)1998年CD化した。ミックス違いやフレッドが歌う Shaking Street などウェイン・クレイマーが「秘蔵」していた貴重な音源の数々。プロデュース、編集も彼があたっている。特に注目すべきは11の "Gold" で、ローナン・オライリーの映画「ゴールド」のサウンド・トラック用に1971年にイギリスで録音されたもの。オリジナルのサウンド・トラック・アルバムも入手は極めて困難で、ボックス・セットがリリースされるまではここでしか聴けなかったレア・トラック。12〜15はシングルでリリースされたMC5初期の音源。それらのEPは当時少量がプレスされただけであったから、この時代のファイブのサウンドを当コンピレーションで手軽にCDで聴けるようになったのは画期的だった。
アルバムに採用されたのとはひと味違うレア・バージョンのコレクションであり、ファンとしては絶対「買い」の一枚。
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